人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Dすけの父ちゃん

前の会社の同期で僕の親友のDすけ君

彼のお父さんは個人タクシーの運転手をしている。都心を走っているので、たまに深夜残業した時、お世話になっている。運転も人柄も、とてもやさしくて気持ちよい初老のおじさんだ。運転があまりに気持ちよいので、枕を借りて家の前までぐっすり寝させてもらう

そんな温和なお父さんの昔のお話
Dすけが3,4才のころ、近所の建設会社で飼っている犬が、鎖をはなれ、公園かどこかで遊んでいたDすけに襲いかかってきた。Dすけはどこかを噛まれて怪我をしたらしい。怪我よりもショックで逃げて泣き叫んだのだろう

その瞬間、お父さんがすごい勢いで飛んできて、犬を息子から引き剥がし、ヘッドロックし

ゴキッ

と、首の骨を折った。犬は当然即死。その後、

ズルッズルッ

と後ろ足で飼い主の建設会社まで引きずっていき、死体を投げ捨て、

「つないどけーーっ」

と、一喝。


今の温和なお父さんからは想像もつかない、壮絶な話だ
でも、自分に息子ができて思う。我が家は犬好きなので若干複雑だが、同じことになったら、後先考えず犬を殺しちゃうくらいの父でいたい

しかし、20数年前とはいえ、すごい話だ
by kaeru.ouji | 2004-09-11 23:41 | 徒然


<< P2Pについてのリンク オフショアリングとエンジニアの競争力 >>