有名な映画でタイトルは知っていたが、このGWはじめてみた。
きっかけはこうだ。ある日、同僚のある女性と4、5時間におよぶ打ち合わせをした。最後は、息抜き雑談モードに入ったのだが、その中で彼女が、 「私さ、砂漠の給水塔の前でブーメランを投げるおばさんになりたいんだよねぇ・・・。私の目指すのはそういうおばさんなの」 と言い出した。??意味がまったくわからない・・・ 映画バグダッドカフェの一場面だという。しかし、「砂漠の給水塔の前でおばさんがブーメランを投げる」って、いったいどういう映画かさっぱりわからない。その場で頭に鳴ったのは、筋肉少女隊の「スラッシュ禅問答」 人生とは サハラ砂漠の真ん中で 反復横とびを するがごとしー 人生とはなんだー? いったいどんな映画か気になるので、彼女から借りてみることにしたわけだ で、見終わった。大変面白くて、印象深い映画だった。「砂漠ブーメランおばさん」は、主人公で、ジャスミンというドイツ人女性だった。ジャスミンは、ブーメランを投げる前は泣きながら砂漠を歩いていた。 砂漠、青空、給水塔の印象的なコントラストが、有名な「コーリング・ユー」とともに鮮やかに僕の頭に印象づいている。ジャスミンがカフェの面々の心を潤したのと同じように、鑑賞者の心も潤してくれる。そんな映画だ。月並みな表現だが「映画ってやっぱいい」と思わせてくれる。もう大槻ケンヂはならない 全体を見終わった後では、同僚の彼女が「砂漠ブーメランおばさん」になりたいと言った理由も了解できる。砂漠ブーメランのシーンはとても美しくて印象的だ。映画全体のテーマやジャスミンそのものを表現しているというわけではない(気がする)が、非常に象徴的で、イメージにものすごく残り、かつ想像力を喚起する言葉だ。それに「なりたい」というのもよくわかる 同僚の彼女は、社会人になってから大学院に行き、今では働きながら大学の博士課程に通う、人生経験も豊富なパワフルな大人の女性だ。彼女は明らかにジャスミンへの道の途上にいると思う。 バグダッドカフェ
by kaeru.ouji
| 2004-05-05 11:25
| 本・映画・音楽
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