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「徳」の話

実家で松下幸之助の言葉の本をパラパラめくっていたら、リーダーの「徳」について書かれていた。力や論理で人をねじ伏せて従わせることはできるが、それでは最終的には成功でいない。扱いにくい人、反対する人も染み込むように自分と同化させていってこそ、大きな仕事を成し遂げられる、とあった。

翻って自分を見てみる。議論したり、理屈で押し込んだりは極力しないように気をつけてはいるつもりだが、すべての人に対してではないかもしれない。今、周りの人間でイヤだと感じていたり、そう思われていそうな人に対して意識してみようと思う。しかし、明らかにおかしいと思う時や、そういうことが多い人物に対してはどうすればいいんだろうかね

清水先生が前に、
「私は、間違っていることを人から言われたり、反論されたら、すっと引いちゃうのよ。で、時間がたったら、おのずと間違っていることがわかるものよ」と言っていた。
「人からは、もっと前に出たほうがいいといわれるけど、これくらいがいいのよ」とも言っていた。

仕事とお茶の世界では、引いていいところと悪いところも違うだろうが、正真正銘その場でやっつけなければいけない場面、必ずやっつけなければいけないようなやつは結局少なくもある。また、先生の言う「おのずと」というところは、さすが仕事ではそうはいかないが、やっつけるではなく、言葉を駆使するでもなく、相手を心底納得させて、変えていきたい。当然自分自身もどんどん変わって成長していきたい
by kaeru.ouji | 2004-04-11 22:28 | 言葉


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